すこやか通信

広大な中国では、地方ごとに気候や風土、手に入る食材などが大きく異なるため、地域ごとにそれぞれの料理文化が発展しました。 特に「山東料理」「広東料理」「江蘇料理」「四川料理」は4大中国料理と呼ばれています。 麻婆豆腐は中国西南部の四川料理の代表です。

サモサとは、インド料理の一つで気軽に楽しめる定番の軽食。 じゃがいもベースのスパイシーな具材を小麦粉生地で三角形に包んで揚げた料理です。 もとはペルシャで発祥しインドに持ち込まれ、今のサモサが誕生したと言われています。

ラザニアはイタリア北部の郷土料理です。イタリア語で「ラザニア」は平たいパスタを意味します。 古代ローマで使っていた料理用の浅い鍋「ラサヌム」が語源です。 今回は餃子の皮と豆腐を使ってあっさりお手軽レシピにアレンジしています。

ロヒケイットは、寒さの厳しいフィンランドで 故郷の味として親しまれている家庭料理。 サーモンが豊富に獲れる北欧で定番の体の芯まで温まる具沢山スープです。 フィンランド語で「ロヒ」はサーモン、「ケイット」はスープという意味です。 シチューに似ていますが、ロヒケイットには必ず「ディル」というハーブが使われています。

エルテンスープは農業王国であるオランダの伝統的な料理。 エルテンとは、オランダ語でえんどう豆のこと。 豆をベースに野菜や肉などを加え、煮崩れるまでしっかり煮込んだ濃厚な具沢山スープです。

セビーチェは、唐辛子の効いたスパイシーな海鮮マリネのことで、 インカ帝国時代以前から作られてきたといわれているペルーの国民料理です。 レモンやライムといった柑橘系の果汁が使われるため、フルーティーな酸味が特徴的です。

フィリピンにはスペインの影響を受けた料理が数多くあります。 アドボはスペイン語で「マリネ」「漬け込む」を意味します。 熱帯気候のフィリピンにとってお酢で煮たアドボは、腐りにくく、数日間保存が効くという利点から家庭料理として広まりました。 家庭ごとに肉の種類や具材に特徴があります。

ラタトゥイユは、フランス南部の郷土料理です。フランス語で「トゥイユ」は「混ぜる」という意味です。 トマト、ズッキーニ、なすなどの夏野菜をたっぷり使ったメニューで、 味付けも塩と胡椒のみとシンプルなため野菜そのものの味が楽しめます。