すこやか通信

餃子は、本場中国では主食として食べられることが多く、水餃子が主流です。 形が昔の貨幣に似ていることから、金運を願う縁起のよい食べものとして、正月など祝い事には必ず食べる習慣があります。

ワーテルゾーイはベルギー北西部にあるゲントが発祥の郷土料理。 オランダ語ではワーテルは「水」ゾーイは「煮る」を意味します。 もともとは淡水魚を使っていましたが、現在は鶏肉を使うのが一般的なようです。 鶏肉と野菜のうま味が染み出た、心も体も温まる煮込み料理です。

トルコ語でマンタルはマッシュルーム、ソテはソテーのことを意味します。 マッシュルームは世界で最も生産されているキノコです。 種類は主に「ホワイト種」と「ブラウン種」があります。 鮮度が良くおいしいマッシュルームは、かさが肉厚で丸みがあり、色がはっきりしています。

シンガポールチキンライスは、ゆでた鶏肉とそのスープで炊いたごはんをソースで食べる料理です。 東南アジア各国に同様の料理があり、国ごとにさまざまなソースがあります。

タイ料理は東南アジアを代表するエスニック料理。 タイの家庭料理であるパッガパオガイは、「鶏肉をバジルで炒めた」という意味で、パッガパオガイを日本人が食べやすいようにアレンジした料理が、ガパオライスです。 ガパオライスは、日本で手に入りやすいスイートバジルが使われます。 本場では、癖のない味わいと爽やかな香りが特徴のホーリーバジルを使い、ナンプラーで味付けします。

ミートパイはイギリス発祥の伝統的な肉料理ですが、 オーストラリアの屋外イベントやスポーツ観戦中に、最もよく食べられている料理の一つで、 今ではオーストラリアのソウルフードになっています。

広大な中国では、地方ごとに気候や風土、手に入る食材などが大きく異なるため、地域ごとにそれぞれの料理文化が発展しました。 特に「山東料理」「広東料理」「江蘇料理」「四川料理」は4大中国料理と呼ばれています。 麻婆豆腐は中国西南部の四川料理の代表です。

ラザニアはイタリア北部の郷土料理です。イタリア語で「ラザニア」は平たいパスタを意味します。 古代ローマで使っていた料理用の浅い鍋「ラサヌム」が語源です。 今回は餃子の皮と豆腐を使ってあっさりお手軽レシピにアレンジしています。

ロヒケイットは、寒さの厳しいフィンランドで 故郷の味として親しまれている家庭料理。 サーモンが豊富に獲れる北欧で定番の体の芯まで温まる具沢山スープです。 フィンランド語で「ロヒ」はサーモン、「ケイット」はスープという意味です。 シチューに似ていますが、ロヒケイットには必ず「ディル」というハーブが使われています。

フィリピンにはスペインの影響を受けた料理が数多くあります。 アドボはスペイン語で「マリネ」「漬け込む」を意味します。 熱帯気候のフィリピンにとってお酢で煮たアドボは、腐りにくく、数日間保存が効くという利点から家庭料理として広まりました。 家庭ごとに肉の種類や具材に特徴があります。

バインセオは、ベトナムを代表する家庭料理のひとつです。 日本では「ベトナム風お好み焼き」と言われていますが、欧米では「ベトナム風クレープ」と呼ばれています。 好みの具材でさまざまなアレンジを楽しむことができます。 家庭でも作りやすいよう卵を使ってオムレツ風にアレンジしました。

エスカベッシュとは、揚げた白身魚をオイルやビネガーなどで仕上げたスペイン発祥の地中海料理の一種で、 すっきりとした香りとさわやかな味わいが特徴です。 日本の南蛮漬けはエスカベッシュがルーツであると言われています。

スパイスを効かせたトマトソースに卵を割り入れて作るイスラエルなど中近東の家庭料理。 シャクシュカとはアラビア語で「ごちゃまぜ」という意味。半熟卵とトマトソースを混ぜ、パンと一緒にお召し上がりください。

シャキシャキの食感が特徴のセロリ。 １年中スーパーマーケットで売られているセロリですが、１～５月に旬をむかえます。 セロリの茎には食物繊維が多く含まれているので、おなかの調子を整えてくれます。 葉の部分には、抗酸化力のあるβ‐カロテンが多く含まれています。

白菜に含まれるグルタミン酸と、肉類に含まれるイノシン酸はどちらも旨味成分で、 合わせて摂ると相乗効果でより強い旨味を感じます。 ビタミンCは水溶性のため、電子レンジ調理や蒸し料理で効率的に摂ることができます。

江戸発祥の「ねぎま鍋」は、まぐろとねぎを醤油で調理したシンプルな鍋料理。江戸時代、脂身の多いまぐろのトロは傷みやすく保存がきかないため安価で取引されていました。

「見つけると舞うほど嬉しい」、「カサがヒラヒラしていて舞っているようにみえる」ということから舞茸という名前が付けられたと言われています。舞茸はエルゴステロールの含有量がキノコ類の中でもトップクラスに多いです。

パプリカは、ピーマンや唐辛子と同じ「ナス科トウガラシ属」の野菜で、サイズが大きく肉厚で甘味が強いのが特徴です。未熟な状態で収穫する青ピーマンとは異なり、パプリカは成熟してから収穫されます。

大葉は「青じそ」とも呼ばれ、旬は6～9月です。特徴的な成分として、香り成分のペリルアルデヒドを含みます。

新たまねぎは、柔らかく辛味が少ないのが特徴です。みずみずしく甘みがあり、繊維に沿って切ることでシャキシャキとした食感を味わえることから、サラダや炒め物に最適です。

シャキシャキの食感が特徴のれんこん。旬は11月～2月です。

最も脂がのった「寒ぶり」が美味しい季節です。出世魚のため正月の縁起物としても好まれます。

イワシの種類は、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシと主に3種類あります。中でも一番脂のりが良いマイワシは、良質な脂であるDHAやEPAの他にも、うま味成分であるグルタミン酸とイノシン酸を豊富に含んでいます。

モロヘイヤは、古代エジプト王が食べて不治の病が治ったという伝説があり、「王様の野菜」といわれるほど栄養価の高い緑黄色野菜です。旬は6月～9月頃で青菜類が不足しがちな時期に重宝されます。

かつおの旬は年に2回あり、春は「初鰹」、秋は「戻り鰹」と呼ばれます。初鰹は戻り鰹に比べて脂質が少なくさっぱりとした味わいが特徴です。かつおはＤＨＡやＥＰＡが豊富で、脳の活性化や動脈硬化の予防に効果的です。

しらすとは、カタクチイワシやマイワシなどの稚魚の総称を言います。しらすは骨や内臓も含め１匹そのまま食べることができるので、カルシウムを豊富に摂ることができる食材です。

曲がった腰と長いひげが長寿を表す縁起物としておせちの食材にも用いられているえび。種類も様々あり、お寿司や刺身でいただくことの多い「甘えび」、比較的安価な「大正えび」、スーパーによく並んでいる「ブラックタイガー」、「バナメイえび」などがあります。